2017.4.6米国の動静

①. トランプ大統領は5日ヨルダンのアブドラ国王との共同会見で、シリアのイドリブにおける疑惑の毒ガス攻撃についてこれは最後の一線を越えたかと尋ねられ、アサド大統領とシリアに対する判断は大きく変わったと述べた。その事件は何本もの線を越えた。もし君たちが無辜の子供たち、赤ちゃんたちを毒ガスで殺したら、最後の一線を越えると。寛容ではいられないが、これに応じて米が何をするかは言わなかった。ただシリア政府の事件について非難した(5日RT)。

②. 米国務省が声明、ティラーソン国務長官は4月11,12日に就任後初となるモスクワを訪問し、ラブロフ外相と会談する。シリア・ウクライナ・北朝鮮・テロとの戦いが議題(5日RT)。

③. トランプ大統領は国家安全保障理事会(NSC)を再編し、明らかにされたメモによると、主席戦略官のスティーブ・バノン氏はこの最高会議には入っていない。ダン・コーツ情報長官と統合参謀本部議長のダンフォード海兵隊大将は再びレギュラーメンバー(5日RT)。

④. 米移民及び税関管理局は5日、かつての銀行員で市民であるエフゲニー・ブリャコフ氏を露へ強制退去処分した(5日RT)。

⑤. 特別作戦部隊の司令官は5日、当部隊は重武装軍の関与が足りない中、一つの方法だ(5日Breitbart)。

【分析】

シリア毒ガス騒ぎにトランプ大統領は一線超えたとか寛容でいられないとか叫ぶが、まだ何をどうするか記者団に言わない。フェイク問題もあるが、事実確認を待っているだろう。北朝鮮が先だし。いろいろ枝葉が揺れる中で、ティラーソン国務長官も真っ直ぐ仕事しているのであって、着々とシナリオは進むのである。

大統領首席戦略官バノン氏についてはペンス副大統領が、「降格ではなく別の役割がある」とフォロー。選挙勝利の功労者というだけで最高会議まで出席するのはどうかと、批判があったことも事実で、体制が引締められていくのかもしれない。

国内外の動静レポート

一筋の流れを歩む世界史は、米国主導の時を終え、新秩序への橋渡し、今は転換作業中。 奮闘努力の甲斐あって、世界の協働、判明に至る。 凄まじい英知と協働によって世界は運営されています。 私達はどう行動すべきか。 国内外の動静を皆様と共有し、共に日本の未来を創るために、 粉骨砕身レポート致します。

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