シリアの毒ガス事件が波紋を呼び起こしています。即時シリアをどうにかしろという米英仏と、ちゃんと調べようという露が対立しています。特筆すべきは国連の意見は後者であり、露はこれに従った形です。シリア和平交渉と同様の立ち位置です。国連安保理は非難決議をできません。
問題は調査結果と、これからのIS掃討の進め方とその先にあるアラブイニシアチブ=二国間問題です。再三レポートしたとおり結論は決まっているので、各国のポジション取りが進んでいきます。紛争終結後の主導権争いも始まっております。
一方の北朝鮮問題は、許平和氏のコメントによると、北朝鮮側が核実験するのは6,7日あたりが戦略としてあり得るとの指摘(4日NC-KYO番組)。ティラーソン国務長官の訪露は、米国務長官が外遊中は戦争は行われないとの、不文律ないしはアノマリーに従うと、どういう展開の中なのか、目が離せない状況。
ただ、韓国は日本大使を受け入れるかどうか、レポートしたとおり疑問であります。慰安婦像ではなく、本人及び邦人救出の問題です。門前払いなら同じ意味です。
全体として、米軍は二正面作戦ができないことが大前提となっており、米国の特別作戦部隊司令官もこれを認めたような発言をしています。
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