新時代創生デイリーレポート Vol.118
~激動の時代を有志の皆さまと共に生き抜く~
次の時代へ、我々が持つべき時代認識と執るべき行動を洞察するための諸情報をレポートします。
1. 世界運営の状況
状況は方向の一本化へと進んでいるようです。
さすがにNATO対露の演出には無理があったか、予算拠出に片が付いたか。中東とアジアが舞台。
2. 新秩序を作る前におこなうべきこと
a. 中露の台頭、が中国は危ないのか?
①. プーチン大統領は、会談が適切に準備されれば、フィンランドの北極圏諸国首脳会議でトランプ大統領と会う準備ができていると述べた。9月18~20日開催予定(30日RT)。
②. 米中首脳初階段へ来月6,7日、北朝鮮・通商を協議(31日日経)。
b. 米国
①. 米国は新政権でシリアでの優先事項を変えた。もはや6年もの内戦終結にアサド大統領の退陣を求めないと国連大使ニッキ・ハレイは30日語った。この日早く、ティラーソン国務長官はアサド大統領の将来についてシリア国民によって決められると述べた。彼はトルコでトルコ外相と会い、イラクとシリアでのIS掃討で米主導連合に加入しないかなどと議論した。前任のケリー国務長官は、2011年からオバマ政権ではアサド大統領の退陣を計画したが、2015年に露が介入して様相は一変したと認めた。トルコも29日、2016年8月から始めたユーフラテスの盾作戦の終結を宣言した。ただ、北シリアから撤退するとかそれはいつかなどには触れていない(30日RT)。
②. マケイン上院議員は金正恩氏の政治と体格を「狂ったデブのガキ」と痛烈に批判し、北朝鮮を激高させた。北朝鮮政府は「悲惨な結果」を警告し、その発言は「宣戦布告」だと主張した。彼は先週MSNBCのインタビューでこうした金への言及に続いて、「中国が、北朝鮮を運営する狂ったデブのガキである金正恩を制御できる唯一の国だ」「(もし取り組むなら)中国は1週間で北朝鮮経済を停止できる」と語った(30日RT)。https://on.rt.com/87f0
③. トランプ大統領とサウジ皇太子は30日、サウジ国営石油会社アラムコを公式に頼まれた米の銀行が管理することで合意した(30日DebkaFile)。
④. 6つの環境団体が30日、トランプ政権をモンタナの連邦裁判所へ訴訟を起こした。賛否両論のキーストーンXLパイプライン建設承認の決定に対して(30日RT)。
c. 中東情勢
①. アラブ同盟は、29日に発せられた最終宣言で、イスラエルの占領地からの撤退と、1967年の国境線を基礎にとして、東エルサレムのアルクッヅを首都としたパレスチナ国家の主権設立を呼び掛けた。唯一の和平達成の道であると。その為にイスラエル-パレスチナの二国間交渉を再開する必要性を強調した(30日Presstv)。
②. アラブ同盟サミットではイラン非難の15決議に時間が充てられ、パレスチナ問題での声明ではイスラエルの国境への言及なしに二国が是認された(30日DebkaFile)。
③. ブラッセルのトルコ領事館で、トルコ政府支持者がトルコ国民投票でトルコ領事館へ向かう3人のクルド人を刺したと伝えられた後、反政府クルド人たちが暴発した(30日RT)。
④. イラン国防大臣が30日記者団に語ったところによると「米国はまるであなたたちの家に押し入る武装した強盗のようだ」と。イラン国防大臣はペルシャ湾を離れトラブルを起こすことを止めるよう米国に助言し、イランが地域の不安定化させていると非難した米将軍に言い返した(30日Presstv)。
⑤. イスラエル警察は30日発表、テルアビブの商業地域で爆発物が発見し処置した由(30日RT)。
⑥. イスラエル安全保障内閣は、先月最高裁に廃止されたアモナ地域の前居留地に代わって、占領地のウエストバンクに新居留地建設を承認した。この20年で初めて初の居留地となる(30日RT)。
d. 欧州情勢
①. NATOストルテンベルグ事務総長によると、NATOと露はウクライナ問題で未だに仲たがいしているが、緊張緩和のために欧州の他地域でも軍の動きを互いに説明しあったと述べた。これは、同盟29か国の大使が30日に今年初めて会合した後に発せられた。露は西側国境への兵員配備状況を大使たちに説明し、一方NATOはバルト諸国とポーランドへの最新派兵情報を渡した(30日RT)。
②. 独内相が30日テレビで語ったところによると、「トルコ情報部は独情報部に独在住と思われる300名のギュレン師支持者リストを渡し、監視するよう頼んだが、我々を慎重に挑発しているのではないか。トルコ-独関係を押しつぶす意図の動きかもしれない」。彼は反テロ偵察隊への助力だとは信じていない(30日RT)。
③. 独シュタインマイヤー新大統領は英のBrexit開始の翌日、EUの将来を確かにするため仏独のより強固なリーダシップを呼び掛けた。パリでのオランド大統領との共同声明で、我々が望むかどうかは別にして、独仏には欧州の希望を打ち立てる責任がある。オランド大統領は欧州における民族主義の罠に警告し、加盟国により強い連帯を示すよう呼び掛けた(30日RT)。
④. イタリア警察は名勝ベニス橋を爆破しようとしたイスラム過激派を捕縛した(30日RT)。
⑤. 前労働党の外務大臣女性男爵サイーダ・ワルシ女史は、英国民でイスラエル国防軍に加入した者は他の外国兵のように起訴されるべきだ。アサドの為に戦うのは法に従えばOKだ。国家の為にのみ戦いなさいと述べた(30日RT)。
e. 東アジアと南米
①. 特になし。
f. 極東
①. 韓国法廷は汚職の容疑で朴前大統領の逮捕を承認した。30日にもソウル地裁は検察官がすぐに彼女を拘置所へ送る手続きをとる(30日RT)。
②. 都予算で44年ぶり全会一致 都議選挙へ各党思惑一致 小池人気を警戒(31日日経)。
3. その他新世界秩序準備
a. 30日の金融市場(為替と商品の対比は前日同時刻対比です)
①. 日経平均は19063(-154、-0.808%)。今朝5:58現在で同先物は19220。ドル円は6:50現在111.84(+0.82、+0.74%)としっかり上げ。米株式各指標はダウが20728(+69、+0.33%)、NASDAQは5914(+16、+0.28%)、S&P500は2368(+6、+0.29%)と上げ。同先物も同様。米国債は売られ利回りは上昇、10年が2.42(-0.0300、+1.26%)、30年が3.03(+0.0330、+1.10%)。米州大陸株式はアルゼンチン以外が揃ってしっかり。欧州は引き続きほぼ全面しっかり。WTI原油先物は50.34(+0.82、+1.66%)と高騰継続、金先物は1242とドル高金利高に反応して下げ。アジア市場はまちまちだが、中国・台湾・香港・シンガポールとチャイナ系が揃って下げ、上海株式は3210(-31、-0.96%)と継続して終日大きく下げた。
②. 今日は年度決算日で、アノマリーに従えば米株高円安日経平均は上げ。下がるようなら危ない。
b. イノベーション
①. 特になし。
以上
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