アラブ同盟会議は分裂気味。ISと戦う側とそれ以外の感じ。工作された側とそれ以外とも言える。働く側とぼうっとしている側か。イランが15項目で非難決議されたとの情報もある。もはや機能しないのか、露側の外圧で目が覚めるときが来るのか。
大前提として、現体制は米主導世界運営のための体制。このままで済む訳がないから、サウジが助けを求める。
露とイランがトップ会談を行うなか、シリアでは反政府勢力との和解が進み、トルコは一旦作戦を完了宣言した。次のステージへと進む気配。
①. トルコ安全保障協議会は29日発表、トルコ軍は北部シリアで「ユーフラテスの盾」作戦を完全に成功した。同会合はエルドガン大統領によって開催された。同作戦は国民の安全保障、ISの脅威を防ぎ、シリア難民の帰宅、をゴールとして開始されたもので、完全に成功した由(29日Presstv)。平仄を合わせた第一目標完了宣言。次は何を誰と行うか、注目の時。平和裏に進むことを祈る。
②. ヨルダン紙によると、アッバス議長は、「パレスチナ領域の占拠が終了しパレスチナの独立を含む二国が創立されるならば、パレスチナにはイスラエルとの平和条約締結の準備がある。パレスチナはアラブ和平計画に変更なく同意しており、二国間には新たな計画や構想はない。」と述べた(29日RT)。アラブを取り巻く状況において、イスラエルが戻るしかないという認識を再度宣言した。
③. イラク外相はアラブ同盟サミットで29日演説、アラブ諸国にイラクを支援しISと戦うよう呼び掛けた。ISにアラブ諸国の代理人だなどと名乗らせてはならないと。世界はイラクの闘いを讃えている。子供たちを殺されにイラクへ送ることをアラブ諸国に望まない。100か国以上から参加しているISに対して反対するよう望むと。そしてアラブ域外の国家の干渉から主権を守ろうと呼び掛けた(29日Presstv)。
④. アラブ同盟会議の模様。レバノン大統領は、地域内での軍事衝突を終わらせ、域外の勢力による解決を待てないと主張、協働と未来の計画を語ろうと。ホスト国ヨルダンのアブドラ国王は、伊アウラエルの居留地拡大継続を止めさせ、二国間問題の解決なしにこの地域の平和と安定は無いと述べた。米国はその大きな方向転換のシグナルを出していると。しかし、モロッコ国王は欠席、エジプトのシシ大統領はカタールの演説途中に退席、ジプチ・クエート代表は居眠りなど、アラブ首脳の亀裂が広がっている。露は副外務大臣をヨルダンのホテルで待機させ、レバノン大統領に対しアラブ同盟とシリアの対話を要請した(29日Presstv)。もはや一枚岩ではないかに見えるアラブ同盟。最終決着を待つ。国際社会の脅しが発動するまではだめか。
⑤. アラブ同盟会議の模様。15の決議がイランを非難した。スンニ派とシーア派の対立を拡大した由。(29日DebkaFile)。双方の意見が対立したことに焦点を当てた。④⑤とも亀裂を報じた。
⑥. シリア政府軍と反政府軍は、反政府軍が占拠していた4つの町を開放し60000人の人々の移動を承認するとことで署名した(29日DebkaFile)。徐々に具体的な行動で和解が進んでいる。
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