露とイランはいわゆる「まとめ」をした。これまでレポートしたとおりの内容。シリア問題は、対テロリストと、反政府軍との国内問題がある。丁寧に仕分けすると、内政問題は国連もからみほぼ落ち着いてきた。反政府軍を支援してきた米主導連合がきっちりとIS掃討へ向かえば終了だろう。米露が呼吸を合わせてIS掃討するか、このままごにょごにょ進むか。ゴールはイスラエルとの和平。中東情勢もご覧ください。
中国はちょっとおとなしかったがこれからどうでしょうね。
①. プーチン大統領とロウハニ大統領は28日クレムリンでの会談後の声明で、露とイランは、テロリストと戦うシリア政府への強力な支援を表明しながらも、シリア内戦問題には政治的外交的に解決することを約束したと述べた。彼らは、トルコも加えた3か国の枠組みがカザフ・アスタナでシリア内戦当事者が対話する条件を創り、シリア内の効果的かつ安定的な停戦を保証しているとした。両国は、国連主催の和平交渉のとっても重要な一歩だったと見ている(28日RT)。
これまでレポートしてきたとおりの、ここまでの経緯を両国は整理して発信した。同時に、内戦は反政府軍をトルコと米が支援してきたので政治的な解決が可能でありほぼ終息へ向かうだろうが、テロリストに対してはそう言っていないので、武力で解決すると表明したということ。本格戦闘開始の宣言と見る。
②. 中国外務省は、中国人がパリで警官に殺された件で仏外交官を査問したと述べた。この事件は先導者と共に暴力的な抵抗のきっかけとなった。主にアジア人居留地から始まり、警官と衝突(28日RT)。
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