新世界秩序を作る前におこなうべきこと
今日の記事も、事件より意向の整理や発言が中心。
a. 中露の台頭
①. 核搭載可能な露爆撃機2機が17日夜アラスカ近くを飛行、米戦闘機がスクランブル。トランプ大統領就任後初(18日DebkaFile)。
②. ウクライナ紛争4首脳(露ウ独仏)、停戦順守の重要性強調。4か国大統領ないしは首相が電話会談し、ウ露大統領府が18日に共同声明(19日日経)。NATOが支払うならもう緊張は不要ということ。
【分析】
NATOとトランプ大統領の手打ちの結果は、早速こうして結果に表れた。もう紛争の意味が無い。
b. 米国
①. 米海兵隊が豪州北部ダーウィンに到着、1250名が対北朝鮮戦闘準備第一弾、同国の核兵器プログラムが豪州にとって深刻な脅威であると警戒中(18日RT)。
②. 中東歴訪中のマティス国防長官は18日、サルマン国王を含めサウジ高官と会談予定で、イエメンとの戦争とISに対する国際的連合の活動について議論すると見られている(18日RT)。マティスは道中、露との衝突を回避する旨記者に語ったようだ。
③. 米マティス国防長官は19日にカイロを訪問の折、ISのシナイ半島中央にある山のIS本部にトマホークミサイルを打ち込む決定を行うだろう(18日DebkaFile)。
④. セッションズ司法長官は18日、連邦法執行部門の指導者に対して、国際組織犯罪について強調した。トランプ政権ではギャングの暴力に対する寛容はゼロだと(18日Breitbart)。麻薬を断つ。
⑤. セッションズは司法省の広範囲な再編成に取組む。前オバマ時代の司法省の隅々まで、トランプ政権の親米政策を認めさせる(18日Breitbart)。
⑥. ジョージア州の選挙を前に数台の投票機が盗まれた(18日Breitbart)。不正投票が発覚する可能性。
【分析】
軍関係が世界戦略の中で奮闘する中、セッションズも麻薬対策他で激動中。CIAの工作活動資金を断つことが最終的には世界の紛争を鎮めることになる。まさか、奪った麻薬で稼ぐつもりはないと思うが、合法化すれば正当な収入になる。
c. 中東情勢
①. 最貧国イエメンは18日、サウジのブラックホークヘリを撃墜。サウジ兵12名が死亡(18日Presstv)。
②. 18日発出のヒューマンライツウオッチのレポートによると、3月16日のシリアのモスクを破壊し多くの死傷者を出した攻撃において、米当局は市民の死傷を避ける全ての可能な警告をできていなかった。戦争法の下で必要な政策だと付け加えている(18日RT)。
③. トルコ議会は18日、昨年のクーデター未遂から9か月経過している国家非常事態宣言を7月19日までの3か月延長を承認した。当該事件から1年を経過することになる。国民投票の影響が大きい(18日RT)。戦時体制を作ることが国民投票の目的だったのだろう。
④. トルコ警察のヘリが18日墜落し、12人が死亡、悪天候によるものと地方政府当局が発表した。判事7人の警官、下士官一人と乗務員が3人乗っていた由(18日RT)。
⑤. イラク軍はモスル南部でチグリス川を渡るための新型浮橋を作って、ISと政府の戦場から避難する家族の逃避ルートを開放した(18日RT)。
【分析】
IS掃討はいよいよ始まるだろう。マティス国防長官の号砲指令からかもしれない。本人は砲弾の中涼しい顔で帰国するか。
d. 欧州情勢
①. 英メイ首相は下院を解散し総選挙、投票は6月8日、Brexitの信任投票とする。各党の政治家はツイッターで不満を吐き、サーベルを鳴らし、公然と辞任する者も(18日RT)。
②. 仏大統領選挙を控え、仏当局は18日、銃と爆弾製造機器をもった攻撃直前と思われる2人の男を拘束した(18日DebkaFile)。
【分析】
英の選挙日が大陸の混乱を有権者に見せる意味を持つなら、いよいよ大混乱が始まる可能性が高い。本格的な分析に挑みたい。
e. 東アジアと南米
①. 特になし。
f. 極東
①. 来日中のペンス副大統領が米国の国体勢力代表との情報も。麻生副総理の出自と合わせると、さもありなんということか。
②. ヒトラーの「我が闘争」を教材として使用可とする閣議決定があった。大変な問題になる可能性あり。進退が極まるのはここかもしれない(板垣英憲氏)
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