2017.4.13全体像

NATOとの手打ちに注目。米の世界戦略が垣間見えた。

中東をめぐっての米露外相会談は、映像を見る限り、緊迫感のない気配だったと感じています。ちょっとこの二人、顔は怖いがいい人たちなのでしょうね。それはともかく、実は露の仕事が一段落したのではないでしょうか。これまで強面で守護神を務めたプーチン大統領もラブロフ外相もやや弛緩したように見えます。露RTの記事も、世界の運営ベースの気配でなくなった気がするのです。アメリカさん、あとはしっかりお金稼いでねって感じです。この後、二国間問題へと進む時が次の出番ではないかと思います。今日は、なんとなくそんな感じだなあという、分析とは離れた印象です。

一方で、英国の論調はアサド擁護に傾いている感じがします。メイ首相は米のシリア攻撃を支持しないとか。紛争後のシリア他地域の復興に関与する気配が濃厚です。英が寒いから暖かい地域を確保するかもしれません。アサド大統領はもと英国で開業していた眼科医です。大英帝国に注目します。

一方、北朝鮮。ここからの展開は銭勘定の話し合い次第という見方をしています。そこは彼ら用の算盤を持たない私には特定不可能です。要は、どれだけ誰から防衛資金を拠出させ、利害諸関係者が分け合うかの折り合いの問題です。よって、プランは、

A.武力衝突は避けて話し合いで終了。ただし、邦人救出作戦は厳しい環境下で行う。

B.ちょっと紛争する。南復興利権と北開発利権の取り合い。邦人救出は同様。

C.結構撃ち合う。米軍の古い武器弾薬を処分するまで。利権と邦人救出は同様だがレベルは上がる。

D.本気で撃ち合う。正恩氏を引きずり出し処分、或いは武力殺害。韓国が半島制圧。

といったところでしょうか。D以外は近々に話し合いとなります。北も残ります。

中国は軍が北朝鮮国境に出張っており、ミサイルは北朝鮮・韓国・米軍の各方面に向いているそうです。漁夫の利を狙うのは彼らの伝統だそうです。許平和氏が解説されています。https://www.youtube.com/watch?v=3m6UDbUYmus

当初より想定しレポートしてきたのはA~Cのいずれかです。最終的には半島をどういう姿にもっていくかにかかっているのだろうと思います。トリウム溶融塩炉の話題が出始めたので、こうした資源問題も含めてサンデーレポートで分析してみたいと思います。

NATO事務総長との会談には少し興味があります。対露国境とNATOの経費負担の件だと思われます。もはや時代遅れではないと転換、金が入ることになったのでしょう。次いで対露強硬のトーンが下がったようです。ノルウエイやバルト諸国などが対露緊張を醸し出してきましたが、現実的にはウクライナ以外は難しい。これから諸国が静かになるかどうか程度を見ておきたいと思います。

最終的に「儲かったから終わり」などと発表されることは無いのですが、対NATOの方向転換が一連の世界戦略(11日マティス国防長官発言)の証拠だと思料します。

国内外の動静レポート

一筋の流れを歩む世界史は、米国主導の時を終え、新秩序への橋渡し、今は転換作業中。 奮闘努力の甲斐あって、世界の協働、判明に至る。 凄まじい英知と協働によって世界は運営されています。 私達はどう行動すべきか。 国内外の動静を皆様と共有し、共に日本の未来を創るために、 粉骨砕身レポート致します。

0コメント

  • 1000 / 1000