2017.4.12全体像

本日注目はマティス国防長官発言です。国内外の動静に関する記事をごらんください。

いまだに世界にはリーダー役を務めた米国の影響力は強烈であり、同盟関係も幅広く、選挙戦などでしばらく続いた沈滞ムードをシリア一発で鮮やかに反転した感がある。国内では、ヒラリー・クリントンが「やっと本物の大統領になった」と評価したようだ。様々な課題において賛否両論が続くとしても、国内をまとめ、大国の権威を取り戻し、世界が結束して行動することに成功したと言える。

そんな中、ティラーソン国務長官が訪露しラブロフ外相と会談した。もう帰途に就いただろうか。世界で最も迫力ある二人の会議では、これからのシナリオの最終確認を行ったものと思料する。

新世界秩序への移行期間において、ここしばらく露プーチン大統領が中国の協力を得て、世界の守護神を務めてきた。中東の混乱をほぼ構造的に整理して見せたのである。先のG20終了記念撮影において、直前にクーデター騒ぎがありプーチンの通報で難を逃れたトルコのエルドガン大統領を、露中首脳が二人で挟んでセンターに立たせてみせたのをご記憶だろうか。オバマ当時大統領は静かにその奥にいた。同時に、民族や国家の共存についても私案を示したのだが、この点は後日に廻す。

これから中東和平と半島統一をトランプ大統領が露プーチン大統領とまとめていくのだろうか。先の大戦後の世界運営の総決算として、両陣営のリーダーだった米ソ(露)が揃って幕引きを行う演出があるなら、それも感慨深いものとなるのかもしれない。

しかし、新世界秩序構築前には他にも険しい道程がある。金融体制の再構築である。インフレを前提とした体制は、最終的に金融資本主義まで辿り着き、金融工学なるものはリーマンショックで終了した。信用創造と不換紙幣の大量印刷、金融緩和というダメ押しで最大限まで膨らんだ流動性が、一気に収縮するときが来るのかもしれない。先進諸国の経済もデフレ方向へと進みつつある。ユーロを持つEUのような共同体もそのあり方を問われ、混乱に拍車をかけるだろう。結果は、日米欧を始め多くの国家が経済破綻へと進むことになる。(別に地球が壊れるわけではない)

しばらくの猶予があるなら、混乱と来るべき新時代の準備を進めておく必要がある。私はこのことに気づいた皆さんと、理解を共有し連携して行動したいと思い、こうした活動を行っている。

余談だが、岸田外務大臣は半端でない酒豪らしく、ラブロフにウオッカ飲もうとか言ってるらしい。ティラーソンと3人で飲んで怖い顔の二人を潰して涼しい顔のフミオを見てみたい気もする。

国内外の動静レポート

一筋の流れを歩む世界史は、米国主導の時を終え、新秩序への橋渡し、今は転換作業中。 奮闘努力の甲斐あって、世界の協働、判明に至る。 凄まじい英知と協働によって世界は運営されています。 私達はどう行動すべきか。 国内外の動静を皆様と共有し、共に日本の未来を創るために、 粉骨砕身レポート致します。

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