2017.4.22国内外の動静と記事と全体像

1. 世界運営の状況 

仏の大統領選はいよいよ投票だが、ここへ来てBreitbart紙は、マクロンをグローバリストと呼んだ。この人は勝てないはずであることを示しているものと思料。極右と極左の連携か。

英国のシリア戦略は絶対に注目しておくべし。何故、支援するのか。いずれ明らかになる。

一方、米軍の世界戦略も着々と進行中。南シナ海も準備中。カール・ビンソンは一体何をやっているのか?マレーシア訪問の皇太子殿下を守っていたとの見方もあるようだが?

ちょっと違和感があるのはトルコの動き。NATOの一員だが、露製のミサイル迎撃システム購入を交渉し、NATOの誰もこれを制止しない。寂しいだろうが、欧州との連携にはやはり無理があった。

2. 新世界秩序を作る前におこなうべきこと

今日の記事も、事件より意向の整理や発言、政治活動、紛争準備が中心。

a. 中露の台頭

①. 露外務省発表、ラブロフ外相とティラーソン国務長官は両国関係正常化の方法を探るため、近々、合同作業部会を開始するよう、電話会議で合意した。化学兵器禁止機構執行理事会で専門家派遣の提案に米が反対したことにラブロフが示した遺憾の意を受け、二人はシリア問題の進展についても議論した。そして会談中、同機構が事件の客観的調査を行う可能性を再び検討すべきだと合意した(21日RT)。

②. 中国空軍は21日、フィリピン国防長官と軍参謀総長及び約40名の記者を乗せた2機のフィリピン軍機を追い払おうと挑んだ。事件は南シナ海で係争中の中国人工島近くで生じた(21日RT)。

b. 米国

①. 米海軍によると、フィリピン南海域で、戦闘機のパイロットが空母カール・ビンソンへ着艦しようとして失敗?緊急脱出を余儀なくされた。パイロットは安全に救助された。第7艦隊の声明では、同機は通常業務実施後の着艦で、現在原因を調査中。F-18は1999年製でF-35Cへと交替が意図されているがスケジュールは遅れており予算が足りないようだ(21日RT)。

②. 米中央軍広報官が21日発表、米特別作戦部隊が6日シリア東部で急襲し、IS最高幹部ウズベキを殺害した。彼は大晦日にイスタンブールのナイトクラブで39名爆殺に関与した(21日RT)。

③. 米軍はNBCニュースで20日、北朝鮮の核実験を監視するため、核爆発の証拠を暴く特別核偵察ドローン機スニファを配置、北東アジアでルーティン業務に従事すると発表(21日Presstv)。

④. 全く超現実的。21日、LAとNYとSFが停電。通勤客が立ち往生し、自動車がバックアップした。LAでは約90000人の旅客に影響した。ほぼ同時に停電したが、接続されたり、調整された証拠はない(21日RT)。

⑤. ホワイトハウスは21日記者団に情報を開示し、管理予算局は連邦予算の失効を準備するための措置をとっていたと発表した。補佐官達は、もし議会で交渉に失敗したら、来週の政府機関閉鎖を準備する(21日Breitbart)。

⑥. イスラエルを訪問中のマティス国防長官は21日、イラン核交渉は進行中と述べた(21日Breitbart)。

⑦. 同時に、シリアが化学兵器を保有していることは疑いが無い、使うなと警告した(21日Breitbart)。

c. 中東情勢

①. イスラエル国防軍は、21日早朝ゴラン高原北部2か所の迫撃砲陣地を攻撃した、と述べた。加えて、これらの迫撃砲は明らかにシリア内戦の副作用である(反政府軍の仕業)と。「イスラエル国防軍は我が国の主権や我々の居留地の安全を傷つけようとのいかなる企てにも寛容ではないし、シリア領土内で起きることはシリア政権の責任であると看做す。」との声明を発した(21日RT)。これはシリア領内でISや反政府軍・他国の工作員が偽旗事件をイスラエルに対して起こした場合でも、シリア政府の責任だと言っている。そうした勢力を創り出し増長を支援した勢力は誰か?

②. トルコ国防大臣は、露製S-400ミサイル迎撃システム購入交渉の大詰めを迎えていると述べた。他のNATO諸国はトルコに露製兵器の実現可能な代替案を提案したことは無い由(21日RT)。

③. シリアのアサド大統領は21日露Sputnikの独占インタビューに答え、外国が支援する反政府民兵に化学兵器を提供したとして、隣国トルコを非難した。トルコがテログループと共謀していることは疑いが無いと強調した。シリア当局は、テロリストが資金や軍事援助と同様、直接トルコから化学兵器を得たと100%確信している由(21日Presstv)。

d. 欧州情勢

①. 英メイ首相は、もっと下げようとの圧力にめげず、英国はGDPの0.7%を外国支援に使うと主張。総選挙運動中のメイは21日、彼女の保守派政権が6月に再選されれば、この支援を続けるし、その後も続けると述べた。最も効果的な方法でその資金を使うことを保証する必要はあるが、英国の支援が世界中の人々を援助することを誇りに思うと。保守党の中には、自国で使う方が良いと主張して、その支出を削りたい者もある(21日RT)。シリア難民の支援がシリア復興利権、陣地取りへ。

②. 仏はシャンゼリゼ大通りのテロを受け、23日の投票までの間、テロ対策として50000人の警官をパリ他の都市へ動員した(21日DebkaFile)。

③. 仏武装警察のほとんどはル・ペンを支持している(21日Breitbart)。

④. 仏大統領選挙最有力候補のマクロンは、テロリズムははっきり評価できない問題だが、この先何年も我々の日常生活の一部になるだろうと表現した(21日Breitbart)。

⑤. マイノリティの有権者を雇って勝利を目指すグローバリストのマクロンは、彼らを移民社会から解放すると約束し、犯罪がはびこり暴動の多い郊外から解放すると約束した(21日Breitbart)。

e. 東アジアと南米

①. ヴェネズエラで反政府活動として3週間続く暴動で、21日の12名を加えて、死者数が20名に上った(21日Breitbart)。

f. 極東

①. 天皇陛下、来年御退位 公務、全て新天皇に(22日日経)。何故か皇太子が一切記事にない。

②. 北朝鮮が創軍85周年記念を祝う中、日本の駆逐艦が2隻、朝鮮半島へ向かうカール・ビンソン艦隊へ合流した。防衛省関係者は、日米合同訓練の詳細はまだ決まっていない。この訓練は北朝鮮に思いとどまらせる目的の明らかな軍事ショーとして行われる(21日RT)。

③. 在留邦人の退避策調整 政府、朝鮮半島有事に備え(22日日経)。自衛隊機は韓国政府の同意まだ。

国内外の動静レポート

一筋の流れを歩む世界史は、米国主導の時を終え、新秩序への橋渡し、今は転換作業中。 奮闘努力の甲斐あって、世界の協働、判明に至る。 凄まじい英知と協働によって世界は運営されています。 私達はどう行動すべきか。 国内外の動静を皆様と共有し、共に日本の未来を創るために、 粉骨砕身レポート致します。

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