2017.4.20国内外の動静記事と分析

GWを前にふつふつと怪しげな気配を感じています。気になる英の総選挙。
イスラエル紙DebkaFileは諸国の動静にチェックに余念がない気配を伝えています。
米国は諸国訪問、在日米軍激励、国境管理と継続奮闘中。

a. 中露の台頭

①. 露の最大級貨物船が19日、10000トンの食糧からなる人道援助物資を届けにシリアのタータスヘ到着した(19日Presstv)。

【分析】

主役は米国に譲り、現在は最も大切な人道的活動を行っていると。

b. 米国

①. ペンス副大統領は19日北朝鮮に対して新たな警告を発した。横須賀のドックで空母ロナルド・レーガンの甲板から2500名の水兵に対して、北朝鮮がアジア太平洋地域の平和と安全にとっての最も危険で切迫した脅威である。米国はいかなる攻撃に対しても、圧倒的で効果的な反応で対応する。剣の準備はできている(20日RT)。

②. 同演説において、尖閣諸島を中国から守ること、南シナ海の航行の自由も守ることも確認した(19日Breitbart)。

③. ペンタゴンは、クルド部隊の砲兵隊及び歩兵隊用に、イラクへ30億ドルの武器売却を承認した。この要求はイラク政府によるもので、議会へは18日に伝えられた(19日RT)。

④. ティラーソン国務長官が18日夜議会へ送った書簡に従って、トランプ大統領は国連安保理へイラン核開発交渉についての関係機関による90日間の合同再調査を要求した(19日RT)。

⑤. マティス国防長官ははサウジ訪問二日目も、反イランの誹謗を繰り返し、19日リヤドでのサウジ王室との会談では、トランプ大統領が同王国を讃えていると伝えた(19日Presstv)。

⑥. 国境警備隊首脳と国家国境警備評議会は、モンタナのハーブセクターの国境警備管理者が、麻薬密輸業者の為に、賄賂を受け取り数マイルの国境警備をわざと怠ったと疑っている(19日Breitbart)。

【分析】

カール・ビンソンは半島からずっと南だとの報道があるが、東南シナ海も防衛対象。尖閣に漁民が上がれば海上保安庁、中国軍船の登場に続いて、海上自衛隊、その後登場予定だろう。稼ぐ米軍、支払う日本。全ては米国再建のため。しかし日米間は資金が還流する。タフな交渉に期待。

c. 中東情勢

①. シリアは全ての軍事航空機ラタキアの露基地へと移動した。S-300、S-400防空ミサイルの盾の後ろへ安全に作戦(19日DebkaFile)。

②. 16日にモスルでイラク軍に対してISが毒ガス攻撃、外国の専門部隊が護衛している。米豪兵には怪我は無し。毒ガス攻撃は二日間で2度あった。25名が手当てを受け、6名の兵士が呼吸困難で野戦病院へ送られた。豪州軍事顧問団もこのIS攻撃に巻き込まれたが、18日タンブル首相の最新情報によると豪兵に影響ない(19日RT)。毒ガスはISとの方向へ進む気配。

③. 化学兵器禁止機関は、4日のシリア毒ガス攻撃はサリンかこれに似た禁止毒素が使われたと述べた。2か所別々の研究所で犠牲者の検体を行った(19日RT)。

④. トルコの上級選挙管理委員会は、19日に野党第一党から提出された国民投票を無効とする要求を却下したと発表(19日RT)。

⑤. イラク政府軍は西モスルでのミサイル攻撃により、ISの副官を殺害した(19日Presstv)。

⑥. テヘランの軍事パレードでイランの長距離対空ミサイルが登場した(19日DebkaFile)。

⑦. エルサレム近郊で暴走車両攻撃、イスラエル人が一人負傷、犯人は射殺された(19日DebkaFile)。

⑧. イスラエル軍はウエストバンクでパレスチナ人を殺害した(19日Presstv)。

【分析】

いずれシリアの毒ガス攻撃は犯人が見つかる気配。イスラエルは準備警戒に余念がない。さすが最強軍事国家。が90日後、イランの核開発疑念が晴れるとどうなるか。トルコが体制を固めたようにIS掃討から火が付く気配。来週からか。

d. 欧州情勢

①. 英議会は、メイ首相が動議した総選挙の前倒しに、ほとんど満場一致で賛成した(19日Presstv)。

②. フィンランドの中道右派政府はテロやスパイの脅威に対抗するため、オンラインで速やかに市民を監視する新たな権限を当局に与える、法律上の動きを計画中(19日RT)。諸国ともに。

【分析】

国家の一大事、離脱は反対でも選挙にはほぼ満場一致で同意。必須の戦略があるものと思料。

e. 東アジアと南米

①. ヴェネヅエラの首都カラカスで、マズーロ大統領への抗議として「全ての行進の母(先日の爆弾のもじり)」が進行中。同国の経済危機が進むなか、大統領の辞任を呼び掛けている(19日RT)。

②. キューバ高官は、マズーロ大統領が直面する大規模抗議に揺れるヴェネズエラの国内問題に対する諸外国の干渉について、警告を発している。ブルーノ・ロドリゲス外相は、諸外国は、クーデターを含めて、暴力的な過激主義を助長するいかなる干渉も避けるべきだと述べた。

【分析】

干渉するなということは放置しろということ。悪化してきた事態は必ず更なる悪化へと進む。デフォルト→CDS爆発要注意。来週か?

f. 極東

①. 通常国会 大幅延長の怪。解散風の予兆?首相批判封じる(20日日経)。板垣英憲氏の大胆予測が面白い。国都ダブル選挙?ホンマかいなって感じ。http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken

②. 地銀の生産性 欧州の半分。日銀レポートが高コスト体質指摘、収益源多様化求める(20日日経)。

国内外の動静レポート

一筋の流れを歩む世界史は、米国主導の時を終え、新秩序への橋渡し、今は転換作業中。 奮闘努力の甲斐あって、世界の協働、判明に至る。 凄まじい英知と協働によって世界は運営されています。 私達はどう行動すべきか。 国内外の動静を皆様と共有し、共に日本の未来を創るために、 粉骨砕身レポート致します。

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