英国の総選挙が6月8日に設定された。英国民は何を見てBrexit賛成と投票するのか。一番見たくない姿、分離してよかったと思う姿ならば、混乱する大陸であろう。以下対象候補。
●4月23日仏大統領選挙第一回投票5月9日には決選投票が行われる。EUの構成再検討に関する話題は諸国が掲げている。
●ドイツ銀行CDS問題やギリシャ等デフォルト、域外のプエルトリコ・ヴェネヅエラのデフォルトに伴う金融危機などは、EUが同一通貨と金融政策を同じくしているので共同体の問題。ただ、英はポンドで元々対象外。政策の問題よりも、支援の問題なら離脱に意味はある。
●対露国境やウクライナはNATOの問題であり、英国も同列なのでこれはなかろう。
●移民の受け入れ問題に端を発しテロが生じればこれはあり得る。
一方、2015年の総選挙資金について嘘をついていたとされている20名の保守党議員の運命も判定されるだろう(18日RT)。そのスキャンダルのダメージを抑えるための解散かとも揶揄されている。
現在、ペンス副大統領がアジア、マティス国防長官が中東を歴訪中。大集金活動だと思料。この間とその後、何が起きるか。ボラティリティーのネタは、IS掃討の継続と、米の爆弾発射デモ、尖閣上陸、南シナ海、ドゥテルテ大統領暴走、米ダム決壊、ドイツ銀行他、プエルトリコ破綻(5月1日)、ヴェネヅエラ破綻など盛り沢山。トルコの暴走も追加。プロセスで解決しておくべき事案集。
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