2017.4.19金融とイノベーション

新世界秩序準備

a. 18日の金融市場(日経平均先物・為替・商品の対比は前営業日同時刻対比です)

①. 日経平均は18418(+63、+0.35%)。今朝5:59現在で同先物は18300(-160、-0.87%)。

②. ドル円は6:59現在108.44(-0.49、-0.45%)。ポンド>ユーロ>円>ドル。ドルインデックスが一段安99.41(-0.79、-0.79%)。

③. 米株式市場は反転、ダウが20523(-113、-0.55%)、NASDAQは5849(-7、-0.12%)、S&P500は2342(-6、-0.29%)。同先物もほぼ同様の動き。

【今日の日本株式市場】

円高、米株安、日経平均先物安と、現状では下げスタートの見込み。紛争が始まったら被害は日本とわざわざ敵が言っているのに株価を買い支えるのは何故だろう。

④. 米国債は買われ、利回りは崩落。10年が2.18(-0.0730、-3.24%)、30年が2.84(-0.0710、-2.44%)。トランプ大統領はFRBのイエレン議長は頑張っている、金利は安い方が良いけどねと仰せです。

⑤. 米州大陸株式は全面しっかり安、米ダウに連れたか。欧州全面崩落。英は2.46%の崩落。

⑥. 7:01現在、WTI原油先物は52.38(-0.34、-0.64%)、金先物は1291(+5、+0.39%)。ドル全面安にも寄らず下げ傾向。地政学リスクが弛緩。

⑦. アジア市場はまちまち。豪州は大きく下げた。核の脅威か?上海株式も3196(-25、-0.79%)と下げ継続。半島リスクを意識し始めたか。

【全体像の分析】

市場は地政学リスク懸念を継続しつつも、弛緩した日々。やはり米重鎮外遊中で一旦戦闘停止モード。実際に事件が少なく、解説記事ばかり。これから英国の総選挙投票日までが気になるところ。

⑧. 2か月半ぶり英ポンド高。解散総選挙の意向を受けて、政権基盤強化がBrexit交渉に有利とみて。(19日日経)。一方、英株式は暴落に近い。

⑨. 日銀買い1兆円の儚さ。日銀が株式市場で一人気を吐いている。3月以降ETFを1兆円購入(19日日経)。市場関係者は全員知っていることだが、誰の指示か、成否が問われる可能性もある。

b. イノベーション

①. 介護法改正案が衆院通過。高所得者の負担を2割から3割へ(19日日経)。医療消耗材を共同調達。国立大45病院、コスト圧縮(19日日経)。

 当然の動きが今頃行われる危機感のなさは、既得権益や社会保険制度に守られた公務員にも似た業界に顕著。しかし、動いている事実を評価すると、むしろ抜本改革の胎動を感じる。比較的全体が富裕で能力が高く、労働者全体の意欲が高い業界の改革は、共同で取組むことによって費用負担が軽減され、知恵を集め、標準化を形成することも可能となる。構造上、事務部門が比較的弱いのが難点だが、BPRのゴールに大きな違いが無いことが予想されるので、先行投資が有利に働き、投資資金の回収も容易となるだろう。動き出すタイミングが重要で、経済が混乱する前に先行してモデルを作っておく必要があるだろう。自治体の認識も重要だ。

②. 大手金融、創薬に商機(19日日経)。改革の大前提は医薬品の安価な提供と国際競争力にもかかっている。木村先生、頑張って。

国内外の動静レポート

一筋の流れを歩む世界史は、米国主導の時を終え、新秩序への橋渡し、今は転換作業中。 奮闘努力の甲斐あって、世界の協働、判明に至る。 凄まじい英知と協働によって世界は運営されています。 私達はどう行動すべきか。 国内外の動静を皆様と共有し、共に日本の未来を創るために、 粉骨砕身レポート致します。

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