当初見通しに変更なし。問題は、何故こうした世界戦略を選択し推し進めなければならないかです。
(世界戦略は、4月16日付サンデーレポートをご確認ください。資料はHPの前提ページ。)
いずれの課題も米国の時代(パックス・アメリカーナ)の草創期にセットされた課題です。世界のリーダーを担当してきた米国がこれを終了し、次の時代へとバトンタッチする時、これらの課題を引き継がないとしたら、どうでしょう。新世界秩序開始前に取り除いておく必要があるのです。
これらからわかることは、大まかに言って以下のようになると思料します。
●次の時代に戦争の火種は不要である。(人口減少・デフレ社会に戦争は相応しくない)
●世界はこのことを知っている。
●未知の状況を進む世界は、その英知を寄せ合って、協力して正しい道を進むべきとの認識がある。
●であれば、リーダーシップの構造は、一極より多極の方がベターである。
●各局の中も世界運営を理解したうえ、利害調整して仲良く運営した方が良い。
●EUやASEANはこれからアジャストするだろう。
●東アジア共同体って、鳩山元総理はこのことを知っていたのか???
よって、着々と米国の世界戦略(用心棒てら銭集金)が進展している。が、いずれ終わる。
そして、問題はその次の時代と、そこへ進むプロセスということになります。
現在、ペンス副大統領がアジア、マティス国防長官が中東を歴訪中。大集金活動だと思料。この間とその後、何が起きるか。ボラティリティーのネタは、IS掃討の継続と、米の爆弾発射デモ、尖閣上陸、南シナ海、ドゥテルテ大統領暴走、米ダム決壊、ドイツ銀行他、プエルトリコ破綻(5月1日)、ヴェネヅエラ破綻など盛り沢山。トルコの暴走も追加。プロセスで解決しておくべき事案集。
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