諸国のポジショントークから読み解く日。今日の記事は事件より、意向の整理や発言が中心。特段の事案が生じていないので分析は無し。
a. 中露の台頭
①. 露政府ペスコフ報道官は17日、16日のトルコの国民投票の結果を尊重するように国民に呼びかけた。この国民投票は絶対にトルコの主権の問題で、トルコ国民の発意を尊重すべきだと。
b. 米国
①. ペンス副大統領は17日板門店で、「戦略的忍耐は終わった」と宣言した。トランプ大統領は無遠慮に北朝鮮は「やりやがった」と述べた。一方平和的解決も「たぶんありうる」と(17日Breitbart)。RT紙は米の恫喝は北朝鮮のミサイル発射テスト失敗の結果だとしている。
②. 最新の世論調査によると、トランプ大統領の支持率が50%へと跳ね上がった。シリアミサイル攻撃とアフガンMOABが効いたようだ(17日Breitbart)。狙い通りに奏功した。
c. 中東情勢
①. シリアの駐北朝鮮大使は17日、米国干渉の歴史と非難し、シリア空軍基地への攻撃が北朝鮮へのメッセージだというのは無責任だと述べた。米国がやったことはどうみても侵略だと。我が内戦に北朝鮮は手助けしてないし、軍事的な協働もない。核の獲得はいかなる国にとってもゴールではないと(17日RT)。
d. 欧州情勢
①. 墺クリスチャン・カーン首相は、エルドガン大統領の勝利後、「EUは加盟申請への会話を終了すべきだ。実際に、加盟の見通しは埋葬されている。我々は新しい時代に入っている、EUがトルコに加盟を手助けするのは時代遅れだ」と述べた。セバスチャン・クルツ外相は「我々はもはや通常の関係に戻ることはできない」と述べた(17日RT)。トルコが大統領権限を拡大したのは、戦時体制構築のため。馬脚を現したとして突き放す姿勢を示したものと思料。要注目。
②. ル・ペンの集会に向かう抗議者に警察が対峙して、催涙ガスや発煙弾が投じられた(17日RT)。
③. ル・ペンを選ばないようにとハリー・ポッターのポスターが17日パリに貼られた(17日RT)。
e. 東アジアと南米
①. 特になし。
f. 極東
①. 北朝鮮国連大使は17日の記者会見で、米国の行動はどの点を取っても核戦争の開始に見えると述べた(17日RT)。
②. 北朝鮮副外相は17日BBCのインタビューで、米国のいかなる軍事行動も戦争という結果につながると述べた。ミサイルテスト発射は毎週、毎月、毎年実行する。もし米国が軍事攻撃を仕掛けるなら、我々の方法で核の先制攻撃により応酬する、全面戦争だと脅した(17日Presstv)。
③. 日米経済対話 今日初会合。米国側の体制が整わず突っ込んだ議論は見送り(18日日経)。集金です。
0コメント