分析は明日のサンデーレポートで。
a. 中露の台頭
①. 露メドベージェフ首相は、米のシリア攻撃は露との軍事衝突の瀬戸際にあると述べた(7日RT)。
②. 露代表は7日国連安全保障理事会で、米のシリア攻撃はテロの強化を促進しただけで、毒ガス攻撃の事実調査を恐れていることを示していると述べた。米はテロと戦う者を攻撃したのだと(7日RT)。
③. 露はシリアの防空体制を強化する計画(7日Presstv)。
④. ISは露南部で4日と5日に2人の警官が殺され他の二人が重傷を負った攻撃を自分たちが行ったと主張した(日DebkaFile)。
b. 米国
①. ランド・ポール上院議員は、事前に議会に相談なく主権国家を攻撃しては遺憾と(7日Breitbart)。
露には事前に通告していた(各メディア)。
②. 共和党上院のタカ派議員はトランプ大統領のシリア爆撃を讃えた(7日Breitbart)。
③. ジョン・マケイン上院議員は、8年間の間違った政策から離脱開始だと(7日Breitbart)。
④. 人々がNYトランプタワーまで2マイルほどのユニオンスクエアに集まり、米ミサイル攻撃に抗議行動(7日RT)。
⑤. トマホークミサイルメーカーの株価が3%も高騰した。その他武器メーカーも同様(7日RT)。
⑥. ティラーソン国務長官は、露がシリアの化学兵器に関与しているか単に供給において無能力かのどちらかだと述べた(7日Breitbart)。
⑦. 米中首脳会談には莫大な進展と一定の成果があったと両首脳が述べた(7日Breitbart)。
⑧. ニール・ゴーサッチが上院で承認され最高裁判事へ(7日DebkaFile)。
c. 中東情勢
①. シリア・ホムスの知事によると、7日朝、米国のシャイラト空軍基地への攻撃で9人の無辜の市民を含む14人が死亡したが、犠牲者のほとんどが村人だった(7日RT)。
②. イランのロウハニ大統領は、米のシリア攻撃は、地域のテロと世界の不安定さを勢いづけたと非難した(7日Presstv)。
③. サウジ・バーレーン・ヨルダン・UAE(いずれも米の同盟国)は米の攻撃を讃えた(7日Presstv)。
【ご参考】攻撃に対する反応のタイムラインが以下のサイトにまとめられている。
http://www.presstv.ir/Detail/2017/04/07/517088/Iran-US-Syria-Mohammad-Javad-Zarif-Daesh-alQaeda-Twitter
④. 国連難民事務所は7日発表、武装軍隊による市民の虐殺を加えて再集計すると、これまでに6000人以上が南スーダン南部で逃亡している。以前は平和だった地域の町でも、3日に政府軍と反政府軍の闘いが勃発した(7日RT)。
d. 欧州情勢
①. EU外交政策主任のフェデリカ・モゲリニは米のシリア攻撃は国連の枠組みの範囲内ではないと述べた(7日Presstv)。
②. ストックホルム当局はアーレンデパートの前で起きたトラック攻撃で4人死亡15人負傷と確認した。スエーデン警察は1人を逮捕したと示し、ツイッターで事故との関係者であろうと公開した。ロッフェン首相は全ての詳細事項はこの事件がテロ攻撃であることを示していると述べた(7日RT)。
③. これを受けて、隣のノルウエー警察のツイートによると、オスロの警察とオスロ空港が武器の搬入を始めている。ノルウエーでは通常、警官は拳銃を持っていない。フィンランドでは警察が首都ヘルシンキでパトロールを増やしている(7日RT)。
④. メルケル首相は7日、独が却下したアフガニスタン難民申請者の国外退去の強化策を正当化した。2015年以来の大量移民流入に対するEU諸国の対応と同様だと(7日RT)。元はシリア難民だから。
⑤. ノルウエー首相が7日、関係回復のため中国を訪問。獄中の中国反体制活動家にノーベル平和賞を与えたことで、6年以上も両国関係は凍結していた。同日の歓迎式典で李国境首相は、エルナ・ソルバーグ首相の訪問は両国関係の正常化の象徴だと述べた(7日RT)。
e. 東アジアと南米
①. ドゥテルテ大統領「島に構造物を造る」(8日日経)。再掲です。
f. 極東
①. 正恩氏、対米威嚇強める。米国の対北朝鮮行動に対し「危険ラインをはるかに超えており、全面戦争を意味する」と非難、先制攻撃をちらつかせた(8日日経)。
②. 北朝鮮牽制にじむ 首相、早々と米支持表明(8日日経)。
③. 麻生派と山東派、合流検討。岸田派は結束重視で見送る(8日日経)。見送っても恐ろしいはず。
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